中期経営計画

中期経営計画

Medium-term management plan

トップJCRより皆さまへ株主・投資家の皆さまへ中期経営計画

当社は、2023年度をスタートとする5カ年中期経営計画(2028年3月末まで)を策定しましたので、お知らせいたします。

当社の企業理念は「医薬品を通して人々の健康に貢献する」ことです。この理念のもとで、1975年の創業以来、独自の「研究開発」と「モノづくり」によって事業活動を進め、テムセル®やイズカーゴ®などの、世界初の新しいメカニズムを持った医薬品を患者の皆さんに届けてきました。
今や当社は、バイオ医薬品の研究から製造まで一貫して対応できる、日本では数少ない会社の一つとなりました。今後も引き続き、創業以来培ってきた独自の「研究開発力」と「モノづくり力」を結集し、患者の皆さんが極めて少ない疾患であっても、患者の皆さんとそのご家族のために、「JCRでなければできないこと」を追求してまいります。

中期経営計画「Reach Beyond, Together 一緒に、その先へ」の概要

キーワード

Reach Beyond, Together
一緒に、その先へ

〈本計画の位置づけ〉
新たに策定した2023-27年度 中期経営計画「Reach Beyond, Together 一緒に、その先へ」では、これまでの中期経営計画「飛躍(2015-19年度)」と「変革(2020-22年度)」において見出した強みを今後5年においてさらに強化し、革新的な創薬プラットフォーム技術による「JCRでしか作れない医薬品」を創製することで、グローバルで存在感のある研究開発型企業を実現してまいります。
キーワードである「Reach Beyond, Together 一緒に、その先へ」は、チームJCRが一丸となって、共通のゴールに向かって進んで行くことを表すほか、プラットフォーム技術であるJ-Brain Cargo®が血液脳関門を超えていくこと、また患者の皆さんとそのご家族とともに新たな希望への歩みを進めることを表現しています。

ありたい姿

創業以来培ってきた独自の「研究開発力」と「モノづくり力」を結集し、患者の皆さんが極めて少ない疾患であっても、患者の皆さんとそのご家族のために、「JCRでなければできないこと」を追求していきます。

5つの取り組み

本中期経営計画期間において当社は、下記5つの取り組みに注力いたします。

① 革新的な基盤技術の創製
当社独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を基本コンセプトとして、神経変性疾患や眼疾患、骨系統疾患、筋疾患など、ライソゾーム病にとどまらない画期的な治療薬の創製を目指します。

② グローバル基準の生産能力発揮
③ グローバル品質保証体制の質・量的拡充

創業以来培ってきた強みの1つである「モノづくり」をさらに強化し、いかなる局面・製品においても安定供給可能なレジリエンスを持つグローバルサプライチェーンを構築いたします。また、成長ホルモン製剤やバイオシミラー製品、テムセル®HS注といった従来製品においては安定供給への挑戦を、希少疾病治療薬及びワクチンにおいては新しい技術・キャパシティの活用などにより未知への挑戦に取り組んでまいります。

④ 希少疾病品目の早期上市
当社が研究開発を進めるJ-Brain Cargo®技術を適用した17のライソゾーム病治療薬開発パイプラインのうち、5年間で5品目の臨床入りを目指します。

⑤ 成長を支える人材育成
「人的資本」への投資を進め、企業価値向上に貢献する人事戦略を確立いたします。また、当社が求める人材像である「誰かがやる、その誰かになる」を実現する「仕組み」としての「人事マネジメントフレーム」を構築いたします。

サステナビリティ

当社は引き続き「RD・E・S・G」を基盤として、事業活動を通じたサステナビリティの実現を目指します。

Rare Diseases(希少疾病):

当社の事業と密接に関係し、当社だからこそ貢献できる領域です。患者の皆さんが少ない超希少疾病であっても「JCRだからこそできること」に積極的に取り組み、また、他社とのパートナーシップによって、世界中の患者の皆さんに貢献することで、誰一人取り残さない社会の実現を目指します。

  • 超希少疾病群の治療薬開発と新たな事業モデルの構築
  • 革新的な医薬品を世界中の人々に届ける、医薬品アクセス向上への取り組み(Named Patient Supply)

Environment(環境):

  • 事業活動を通じた環境負荷低減対策の検討・実施
  • 医薬品の品質確保と安定供給を前提とし、環境に配慮した調達の推進

Society(社会):

  • 基盤技術の創出により、アンメットメディカルニーズへの挑戦
  • 「チームJCR」一人ひとりがそれぞれの場所で輝くことができるよう人材を育成

Corporate Governance(コーポレート・ガバナンス):

  • 当社の成長にあわせたガバナンスの在り方を追求
  • コンプライアンスの徹底とリスクマネジメント強化

なお、詳細は下記の資料よりご覧いただけます。

説明動画